今日は月に一度出向く巣鴨へ行ってきました。
今は亡き母とよく巣鴨のお地蔵様にお参りしたことを思い出します。
そう言えば、『眼の光』に洋二郎のことを書いてくれた詩人・坂井信夫さんも巣鴨に御縁ある方です。若い頃巣鴨に住んでいたそうなのです。
坂井さんは、2003年のギャラリーf分の1で初めて洋二郎作品と出逢った方です。田川紀久雄さんからの電話で見に行こうと思ったそうです。
会場では驚きの事実が判明。
坂井さん一家は、中国から引き揚げて来てから母上(作家の横田文子)の実家(飯田市内)に身を寄せます。
その実家「ふるきん」は、洋二郎が幸さん、冬人さん親子三人で間借りしていた二階家からほんの少ししか離れていない場所だったのです。
活動的だった横田文子と洋二郎が、語り合ったことが無いとは、断定できない近さです。
群青画廊の2階で、疎開文化人や地元の新聞記者などと一緒に語り合ったことも、あったのではないでしょうか。
その事実が判明してから、坂井さんは洋二郎のことを、信州日報に6回ぐらいの連載で書きますと言いました。
ところが、始まってみると、坂井さんはリラダンの本や、里見勝蔵の著書に次々と出会ってしまい、導かれるようにして、36回も連載を続けてしまったのです。
療養中の坂井さん、少しずつ快復されますように。
巣鴨からの帰り道、いつものように伊勢屋さんに寄りました。
今日はなんとお盆休みでした。残念。
追記、坂井さんの連載が載っている『眼の光 画家・島村洋二郎』は絶版ですが、梅野記念絵画館で数冊見かけました。興味ある方は、お問い合わせください。