「琳派から近代洋画へ」というタイトルで、1月18日から始まった「荏原 畠山美術館 開館記念展Ⅱ」へ行ってまいりました。
みなさまは、この美術館をご存知でしたか?
私は、お恥ずかしいですが、全く知りませんでした。
畠山一清の美術品コレクションを、彼の邸宅の敷地の中に作った畠山記念館に収め、一般の人にも鑑賞できる場としたのが、1964年でした。
そして、2019年から始まった改装工事を終え、名称も新たに、昨年から開館記念展がスタートしました。
館内はゆったりとしていて、屋外にはお庭の緑がたくさん目に入ります。
尾形光琳の弟・乾山の作品がたくさん並んでいて、驚きました。
洋二郎の父・忠次郎は、乾山の器をいくつも持っていたそうです。
乾山と銘打ってはいても、乾山が作ったものばかりではないと、初めて知りました。
それでも、なんだか、名前を知っているだけで、親しみを感じてしまう私でした。
地下の部屋には、酒井億尋のコレクションから、中村彜の絶筆「静物」や、津田青風の作品が並んでいて、うれしく鑑賞できました。
彼は、中村彜や津田青風などに援助を惜しまず、支援を続けたそうです。
直子
作品は、畠山美術館のリーフレット、図録「琳派」より
尾形乾山「秋萩図」
酒井抱一「風神雷神」
中村彜「静物」


